鯖江に行こう!その4:宿泊事情

鯖江に行こう!

名古屋や大阪からなら日帰りでたっぷり遊べますが、東京からだと日帰りでは十分な時間を確保することがなかなか難しいかもしれません。ということで、宿泊に関する選択肢をまとめてみました。(あくまで個人的な経験を元にした見解です)

鯖江市内ビジネスホテル

鯖江市内にはビジネスホテルが4つあります。値段もリーズナブルで、場所も駅前が2箇所、めがね会館近くが1箇所と、利便性も高いです。一人で遊びに行く場合は市内ビジネスホテル利用が便利だと思います。
晩御飯は、めがね会館近くの「ながと」がおすすめです。眼鏡の聖地で「ながと」というところが、わかる人にはツボということで。おろしそばが美味しいです。

鯖江第一ホテル
ホテル・アルファーワン鯖江
ビジネスホテルおさむら
サバエ・シティホテル

鯖江市内温泉旅館

市内に温泉旅館があります。10畳の和室を一部屋とることになるので、一人だと割高料金ですが、人数が多くなると割安になります。豪華な夕食をいただいて温泉でゆっくりすると、王様気分になれます。眼鏡っ娘と一緒に行くと、温泉あがりで眼鏡が曇った美しい姿を拝むことができます。

三六温泉 神明苑

福井市内・武生市内のビジネスホテル

鯖江市内に宿が取れなかったときも、お隣の市に宿がたくさんあります。移動もそんなに大変ではないので、有力な選択肢として考えていいでしょう。

あわら温泉

DSC_2681北の方に少し足を伸ばすと有名な保養地、あわら温泉に着きます。老舗の温泉旅館がたくさんありますが、素泊まりでリーズナブルなお値段の旅館もあります。「せっかく遠出するんだから温泉にでも」という場合は、かなり有力な選択肢になります。
私が行ったときは、ニコニコ超会議の顔出しパネルも設置されていました。

越前海岸

鯖江から西に向かうと、夕日が美しい越前海岸に出ます。旅館がたくさん並んでいますが、ここの売りは、なんといっても美味しい海産物です。季節が合えば、特にカニが凄いことになってます。越前グルメを楽しもうという場合は、有力な選択肢です。値段もべらぼうに高いというわけではありません。また、車やバイクで移動する方は、越前海岸を走ること自体が楽しいと思います。

名古屋・金沢

一筆書き乗車券を使って鯖江で途中下車するという技を使う場合、さらに名古屋や金沢で途中下車してピバークするのも一つの手かもしれません。三連休などを利用する場合、名古屋や金沢まで寄っておけば、翌日の鯖江行きもラクになります。

というわけで、鯖江を楽しんでいきましょう!

 

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鯖江に行こう!その3:福井県歴史探訪

鯖江に行こう!

鯖江から少し足を伸ばして福井県(北嶺)を回ろうというとき、ちょっとでも参考になればいいかなという、みどころ案内です。私が実際に足を運んでおもしろかったところをご紹介します。

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■古代1:継体天皇

謎の天皇として、いろいろと想像力をかき立てます。万世一系の皇統を主張する向きからすると、ちょっと怪しい名前ですね。足羽山の中腹には継体天皇を祀った「足羽神社」があり、足羽山の頂上には継体天皇の石像があります。

■古代2:剱神社

織田一族の発祥の地として知られています。広大な境内は清楚な空気に包まれて、身が引き締まるような思いになりました。大雪で寒かったせいからかもしれません。信長マニアなら絶対に巡礼するべき場所です。

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■中世1:永平寺

山を登るように設けられている回廊がとても印象的な巨大寺院です。本来は非常に厳しい禅の修行が行われる場所ですが、観光客にとっては禅宗寺院特有の清楚で落ち着いた雰囲気がとても心地よいお寺です。

■中世2:平泉寺

いま、福井県でもっとも熱い史跡が、ここ。(個人的感想です)。山岳信仰を中核としたお寺ですが、注目すべきはその規模。最盛時には600もの僧坊が建ち並んでいたという、超巨大宗教都市でした。発掘作業がすすみつつありますが、その全貌はいまだ分かっていません。近くに無料のガイダンス施設が建つなど、観光地としても徐々に整備されつつあります。私が行ったときは深い雪に覆われてお堂までたどり着くことができませんでしたが、出土物をガイダンス施設で見学するだけでおなかいっぱいでした。

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■中世3:一乗谷城

ソフトバンクCMのお父さん犬の故郷として一躍脚光を浴びた一乗谷ですが、それを抜きにしても大興奮の歴史遺跡です。広大な館跡から、貴重な発見が相次いでいます。武家屋敷の一部も復元されており、観光地としての整備も進んでいます。しかし城マニアとしては、麓の居住地ではなく、山の上にある後詰めの城を攻めたいところ。私が上ったときは、眼下に虹が見えました。
また、近くにはAKB指原が打たれたという滝があり、そばで佐々木小次郎の銅像が見守っています。

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■中世4:明智神社

本能寺の変の主役、明智光秀が祀られている神社。娘の細川ガラシャ生誕地ということで、地元の人が大事にしてきたということです。神社自体はこじんまりとしていますが、明智光秀関連のグッズを収納した展示施設が、なかなか楽しかったです。

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■近世1:越前大野城

正真正銘の天空の城。「天空の城」は兵庫県の竹田城で有名になりましたが、城マニアとしては越前大野城の方がその名にふさわしいのではないかと思います。というのは、竹田城には建物が残っていないのに対して、越前大野城には天守(復元ですが)がある上に、隣の山から全貌を見ることもできます。越前大野の町も見所がいっぱいです。私が行ったときには、なんと天守に虹がかかりました。

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■近世2:丸岡城

DSC_0504城マニアなら絶対行かなければならない現存12天守のうちの一つで、しかも最古。とはいえ、私が行ったときには深い雪に覆われて、天守の中に入ることは断念せざるをえなかったのだった。また行こう。

■近世3:福井城

石垣と堀だけ残っていますが、城マニアとしてはみどころが多い城です。内堀外周にいろいろな銅像が立っているのですが、私が幕末で一番好きな人物、横井小楠の銅像があるのが嬉しいです。他にも橋本左内とか岡倉天心とか、なかなかおもしろい人物が揃っていますね。
他にも福井市内には、北の庄城跡など柴田勝家ゆかりの遺跡や展示、由利公正など幕末関連の史跡など、みどころがいっぱいあります。

■歴史的魅力満載の福井

というわけで、歴史に関心のある人には、福井県は魅力に満ち溢れた場所になるはずです。平安京からの距離が比較的近く、最先端の都の文化を十分に吸収しながらも、海を通じて大陸文化とも接していることから、独特の雰囲気を形成してきたように思います。福井県立歴史博物館や福井市立郷土歴史博物館も充実しており、見応えたっぷりです。

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鯖江に行こう!その2:鯖江みどころ

鯖江に行こう!

2016年5/27(金)~5.29(日)は、「サバエメガネメッセ2016」と「めがねフェス2016」が開催されます。鯖江のみどころについて、個人的な意見をつらつらと。

■サバエメガネメッセみどころ

「サバエメガネメッセ」のほうは福井・鯖江の眼鏡メーカーがこぞって参加ということで、本気の見本市が展開されると思います。職人技や新技術の実演や、めがね制作の体験工房など、アイテムとしての眼鏡そのものに興味関心がある方にとっては他にない魅力的なイベントになるでしょう。問屋や小売りの人の商談もあちこちで展開してそう。ビッグサイトで開催されているIoftよりも距離感が近くなる感じになるのかな。私自身、とても楽しみです。

■めがねフェス2016みどころ

「めがねフェス2016」は、昨年とは会場の場所が違いますが、同じ感じになると思います。「デイリーポータルZ」が去年のめがねフェス2015のレポートを掲載していて、これがよくまとまっているので、「眼鏡の町のめがねフェスに行ってきた」を読むと雰囲気がよくわかると思います。CutiePaiまゆちゃんのステージを愉しんでいる私の姿も、いつのまにか写真に撮られておりました。今回もまゆちゃんのステージがあるので、とても楽しみです。みんなのうたで「めがね」を歌っている井上侑さんも参加決定し、ステージは豪華になりそうです。
「めがねフェス」のいいところは、会場での距離感の近さですね。全国から聖地に集まったメガネスキーたちとの新しい出会いがたくさんあると思います。去年は天気もよかったので、晴天の下でめがねフードとビールを飲み食いしながら話をしているだけで、とても楽しい気分になりました。

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■めがね会館と眼鏡神社

今回はイベント会場が「めがね会館」から離れています。歩くと30分近くかかっちゃいそうですが、イベント当日はシャトルバスも出ているようです。鯖江に初めて遊びに行く人は、ぜひ「めがね会館」にも訪れることを強くお勧めします。こちらも「デイリーポータルZ」のレポートがまとまっていますね。
めがね会館敷地内には「眼鏡神社」もあって、「眼鏡の日」には神主さんが眼鏡供養を行っています。眼鏡神社にお参りすると、いろいろな御利益がありそうですね。

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■増永五左衛門翁の石碑

鯖江市内には眼鏡にまつわるものがたくさんあります。福井県に眼鏡産業を根付かせた増永五左衛門翁の石碑には、一昨年、膝まで雪に埋まりながら行ってきました。晴れたらまた改めて行ってみたいと思います。

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■めがね広告塔

昨年、鯖江のシンボル「めがね広告塔」がリニューアルされました。朝日新聞には、この広告塔リニューアルのために暗躍した「めがねっ娘教団」に関する記事も掲載されました。広告塔基部に据えられたネームプレートには、「めがねっ娘教団」の他、あろうことか「上条春菜」や「神原秋人」の名前が刻まれております。画期的だなあ。残念ながら近くに寄ることはできないので、今回はリニューアルされた勇姿を山麓から見上げることにする予定です。

というわけで、今からとても楽しみです!

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鯖江に行こう!その1:交通手段

鯖江に行こう!

眼鏡の聖地・福井県鯖江市で、2016年5/27(金)~5/29(日)に、「めがねフェス2016」と「サバエメガネメッセ2016」が開催されます。これを機会に、ぜひ鯖江に遊びに行ってみましょう。

■電車移動の場合

まずは電車での移動手段を確認しましょう。会場はJR鯖江駅から徒歩15分くらいです。

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名古屋と大阪からは、JR鯖江駅まで特急一本で行くことができます。

▼名古屋→鯖江 特急しらさぎ 約2時間30分
片道5,180円(運賃3,020円+特急料金2,160円)
▼大阪→鯖江 特急サンダーバード 約2時間20分
片道5,180円(運賃3,020円+特急料金2,160円)

特急を使わない場合は、それぞれ片道4時間弱くらいかかります。

東京からは、東海道新幹線を使うルートと、北陸新幹線を使うルートがあります。大宮あたりだと東海道新幹線を使うほうが運賃が安く済みますが、熊谷だと北陸新幹線のほうが安くなります。

▼東海道新幹線:東京→米原→鯖江 片道4時間強
片道13,550円(運賃8,420円+新幹線自由席4,540円+特急料金590円)
▼北陸新幹線:東京→金沢→鯖江 片道4時間半
片道15,600円(運賃8,750円+新幹線自由席6,260円+特急料金590円)

■裏技その1:一筆書き切符を利用しよう!

(東京・大宮周辺から出発の場合)
しかし実は、東海道新幹線と北陸新幹線を「一筆書き」で利用すると、単に東海道ルートで往復するよりも2,000円くらい安くなります。

▼東京→鯖江(途中下車)→東京 一筆書き24,940円
運賃内訳=運賃12,960円+東海道新幹線(東京→米原)4,540円+特急(米原→鯖江)590円+特急(鯖江→金沢)590円+北陸新幹線(金沢→東京)6,260円

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ポイントは、「東京→東京」の切符(米原・鯖江・金沢経由)を買って、鯖江には「途中下車」で降りること。単純に東京・鯖江を東海道ルートで往復すると27,100円かかるのが、一筆書きルートだと24,940円と、2,160円もお得になります。これは、距離が伸びれば伸びるほどコストパフォーマンスがよくなるというJR切符運賃の特性を利用した技です。また、東京・鯖江の距離が、東海道ルートでも北陸ルートでもほとんど変わらないからこそ成り立つ技になります。切符の有効期限も7日になるので、余裕があれば途中下車で金沢や長野や上田にも寄ることができます。もちろん反時計回りでも事情は同じです。
切符を買うときは券売機では買えないので、「みどりの窓口」で「東京から東京まで片道大人一人。米原、鯖江、金沢経由。東海道新幹線自由席を東京から米原まで、乗り継ぎで鯖江まで在来線特急券。さらに鯖江から金沢まで在来線特急券、乗り継ぎで金沢から東京まで北陸新幹線自由席」などと言って買います。この切符購入に成功すると、「ヤサイマシマシカラメマシアブラスクナメニンニク」という呪文が成功するよりも大きな充実感を味わうことができるでしょう。

■裏技その2:新幹線に乗ろう

(安城・豊橋周辺、あるいは神戸周辺から出発の場合)
鯖江に行くとき、新幹線に乗ったほうが安くなるケースがあります。これは、新幹線から在来線特急に乗り換える場合、在来線特急運賃が半額になることを利用した技です。
たとえば豊橋から新幹線に乗らずに名古屋から特急で鯖江に行く場合6,160円かかりますが、新幹線に乗ると6,060円と100円安くなります。新幹線に乗ったほうが安いのです。同様に、新神戸からは新幹線で新大阪まで行って特急サンダーバードに乗り換えるほうがお得になります。

▼新幹線を使わない場合:豊橋→鯖江 総額6,160円
内訳=運賃4,000円+特急料金(名古屋→鯖江)2,160円
▼新幹線に乗る場合:豊橋→鯖江 総額6,060円
内訳=運賃4,000円+新幹線自由席(豊橋→名古屋)980円+特急料金(名古屋→鯖江)1,080円

注意するのは、名古屋方面から鯖江に行く場合、米原で乗り換えるのではなく、名古屋で乗り換えるという点です。大阪方面の場合、京都ではなく新大阪で乗り換えるという点です。米原や京都で乗り換えると、新幹線のほうが高くなります。

■東京から車移動の場合

燃費やガソリン代にもよるので一概には言えませんが、往復高速代とガソリン代で合計50,000円くらい見ておけばよいかと思います。電車移動にかかる費用と比較したとき、2人だとトントン、3人以上だと車のほうがお得という計算になります。ただ電車だと移動時間が4時間強なのに比べて、車移動の場合は休憩時間なども入れて7時間くらいは見ておかないといけません。体力的にそこそこキツいので、ドライバーは2人用意するのがいいように思います。

■鯖江に行こう!

こうして見ると、鯖江というところは、東京から見たときに札幌や那覇よりも遠いところにあります。東海道と北陸道のどちらから行ってもほぼ同じ距離という、最遠の地であります。しかし、だからこそ「聖地巡礼」の功徳を積む意義があるというもの。この機会に、みんなで眼鏡の聖地を盛り上げていきましょう!

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